神社散歩 琴崎八幡宮

神社散歩

本日の神社散歩は、山口県宇部市にある琴崎八幡宮に散歩にやってきました。境内を歩きながらどのような神社なのか歴史を感じながら歩いてみましょう。

琴崎八幡宮 由緒

859年に、僧である行教(ぎょうきょう)が宇佐八幡宮の御分霊を石清水八幡宮へ船で移動をしている最中に海が荒れた為、琴芝の浦に寄港避難されたそうです。その時に、宇佐八幡宮で祀られている八つの旗の一振りを置いていかれたそうです。その後、琴芝に社殿を建て祀られたのが始まりとのことです。

神社本庁の別表に加列されています。

別表神社とは

神社本庁が包括している一部の神社のことです。

人事の面で特別な扱いがされています。

境内正面入り口

境内正面入り口は、国道490号線沿いに面した入口です。国道490号線を走っていたら大きな鳥居が視界に飛び込んできます。

ここが、琴崎八幡宮の入口になります。

境内へ続く参道へ辿り着くには、この石段を登って行きます。長く見えますが、成人が普通に歩く速度でも、2~3分で階段を登りきる事が出来ます。

と言っていますが、実は階段を登らなくても境内へ入ることは出来ます。

最初に戻りますが、境内正面入り口の大きな鳥居を右に車で横切り道なりに進むと境内にある社務所前の駐車場に辿り着くことが出来ます。そこからですと、拝殿もすぐです。

石段を登り終えると、出迎えてくれるのが左側の狛犬像が「吽形」で口を閉じています。右側が獅子像で「阿形」で口を開いております。

狛犬・獅子の歓迎を受けると拝殿まで続いている表参道が見えます。もう、拝殿までは真っすぐな道のりです。この時期は、風鈴祭りを境内で開催をしており、風鈴が風に吹かれて「チリンチリン」と音を立てて涼しげな風が参拝者を出迎えてくれます。

社務所

石段を登り終わり、風鈴のお出迎えを受けてから1~2分も歩けば、左側に社務所が見えてきます。こちらで、御祈願の受付等を行っています。

社務所の向かい側には通路を挟んで駐車場があります。その駐車場の隣は、車両のお祓い専用の駐車場があります。

手水鉢

社務所を過ぎると、同じく左側にすぐ手水鉢があります。1858年に寄進された石製の手水鉢です。鉢の中は、水だけかと思いきや花や葉で色とりどりに飾られています。訪れる人を華やかに迎えてくれる粋な計らいですね。

拝殿前鳥居

手水鉢のすぐ側に、拝殿前鳥居が構えています。ここまでくれば目の前に拝殿が見えます。この8月の時期は、茅の輪くぐりをされていました。

茅の輪くぐりの通り方

この輪には、くぐり方があります。輪には左足から入り左に回ります。正面に戻ると再び左足から入り右側に回り正面に戻ります。

これをくぐると心身を清めて災いを祓い、無病息災を祈願すると言うものです。

※茅の輪設置予定日 2022年8月1日㈪~8月15日㈪の予定

茅の輪くぐりを通り終えると、またしても風鈴がお出迎えです。この時期だけのお祭りで写真に収めると映えるので多くの方々が風鈴を撮影したり家族等で記念撮影をされていました。神社に風鈴ってちょっと癒されますね。

※2022年の風鈴まつりは 7月16日㈯~9月4日㈰

秋葉神社

正面に見える拝殿手前から参道右側に4つの神社があります。一つづつ紹介をしたいと思います。

まずは、秋葉神社です。火之迦具土大神(ヒノカグツチオオカミ)を御祭神として江戸時代1711年10月に末社として創建をされています。火を司る神であります。

いぼ神社

お社の頭頂部にある「くぼみ」に溜まる水を「いぼ」につけたら治ったとの言い伝えで「いぼ神社」となったそうです。つけるまではしなくとも、お参りする価値はありますね。

琴崎薬神社

大己貴神(おおなむちのかみ)、少彦明神(すくなひこのかみ)をお祀りする末社。無病息災・病気平癒の御利益で知られる全国的にも数少ない神社です。

宇部宮地嶽神社

神功皇后(じんぐうこうごう)、勝村大神(かつむらのおおかみ)、勝頼大神(かつよりのおおかみ)をお祀りする末社。商売繁盛、家運隆盛、福徳開運の御利益あるとされています。

お札・お守り授与所

外観は神社の景観に合わせた作りになっています。中に入ると、近代的なショップといった感じで綺麗に整頓をされた室内になっています。

室内に入ると、お守りの種類の多さに圧巻されます。そのお守りの種類はなんと!906種類もあるそうです。さらに、その種類の多さは日本一との事。是非、立ち寄っていろんなデザインで作られたお守りを吟味されてみてはいかかでしょうか。※2022年8月16日時点情報

詳しくは、公式ホームページでご確認下さいませ。

おまもり・おふだ|琴崎八幡宮

おみくじ

こちらは、お札・お守り授与所の外に併設をされた、おみくじ場所です。ざっと見ただけで20種類以上はあるでしょうか?個性的なおみくじが並んでいます。普通は、一回しか引かないおみくじでも何度も引いてみたくなる場所です。

拝殿

拝殿前で、出迎えてくれるのが左側の狛犬像が「吽形」で口を閉じています。右側が獅子像で「阿形」で口を開いております。

こちらが拝殿になります。参道の重厚な石畳の先にそびえるずっしりとした屋根を構え、お参りに来た者の気持ちが救われるようなたたずまいです。手前から奥に向かった建物が三棟ほど連なっています。手前から、拝殿・幣殿・本殿となっています。

御祭神

  • 品田和気命(応神天皇)
  • 足仲津比古命(仲哀天皇)
  • 気長足比女命(神功皇后)

配祀神 宗像三女神 交通安全の神です。

  • 多紀理毘女命
  • 市杵島比女命
  • 多紀都比女命

琴崎稲荷神社

拝殿の右横にあります。鳥居の前では、親子なできつねがお出迎えをしてくれています。こちらの神社は、宇迦之御霊神(うかのごれいしん)をお祀りする末社。商売繁盛、福徳開運の御利益があるとされています。

縁結びの樹

拝殿の左横に神饌所があります。その後ろ側に、縁結びの樹と呼ばれる木があります。この周囲には、沢山の方々の願掛をした絵馬が掛けられています。沢山の人々の恋が成就されたのでしょうか。

この神社では、神前結婚式も行っておられます。詳しくは、公式ホームページのこちらをご覧下さい。

琴崎八幡宮 神前結婚式

アクセス

まとめ

正面入り口から徒歩で入り、順番に境内の配置を紹介しました。末社は小さいお社です。せっかくお参りに来たので、見過ごさないようお参りをされて下さい。

沢山の神様に御利益も豊富な個性がある神社でした。特に印象に残ったのはお守りの906種類という多さには驚きました。是非、迷われて購入をするのも楽しいと思います。

最初の鳥居から拝殿まで真っすぐの参道は歩きやすく、この時期ならではの風鈴まつりは楽しめると思います。

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